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zoom RSS 雑記「せっかくなので便乗してみようか」

<<   作成日時 : 2007/07/27 22:08   >>

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このブログを見ている皆様の多くは恐らく、既にリトバスのプレイに勤しんでいる頃と思われますが。

ぶっちゃけ私や一部の音楽ファンにとっては、リトルバスターズといえば別の意味もまた持っている訳で。今日はそれについて少々。
*the pillows official web site*
公式(http://www.pillows.jp/
昔はファンクラブ名にも使われてたような気がしますが今は違うようですね。

ミスターチルドレン、スピッツ、後ちょっとハズレますがエレカシ。
その辺りとほぼ同世代ながら、長い間知る人ぞ知るバンドに留まっていた彼等ですが、ファンの結束の強さと忠誠心はつとに知られるところであります。
個人的には出身地も応援したい要素の一つでありますがね。
彼等を特徴づける第一のものはその独特の内省的な歌詞でしょう。
その鬱屈した歌詞世界は中二病を引きずっていたとあるモラトリアム学生には物凄い浸透力を持っていたわけで。
ミスチルも好きだけど、あそこまで真っ直ぐにはなれなくて。
スピッツも好きだけど、あそこまで爽やかにはなれなくて。
エレカシも好きだけど、あそこまで漢らしくは振舞えなくて。
そういう、一躍メジャーに躍り出たバンド群に微妙に違和感を覚えるようなひねくれた人間にとって、ピロウズというバンドは抗し難い魅力を持っていたのですね。
無論、これはあくまで局所的な例であって、当然ながらピロウズ好きな人がみんな鬱屈したオタクだったわけではないです。むしろ普通に洋楽も邦楽も聴く、というロックファンが多分一番多かったと思います。
ですがその歌詞世界は間違いなく、当時狭い世界で生きていた私のような人間には唯一無二のものでした。

私がROMっているブログにピロウズの大ファンである方がいらっしゃいまして。
冷蔵庫のない生活(http://d.hatena.ne.jp/mikadiri/
近作についても非常に解り易くレビューしてくださっているのでこれを読んでね、で大体すんでしまうのですけど、ここまで引っ張っておいてそれではあんまりなので極私的評価によるアルバムごとの短評を以下に。

Please Mr.Lostman(1997)
現在とほぼ同じ編成になってからの第一弾。
当時はスピッツ的なセンチメンタルなバンドとして扱われていたような気がします。
この前の歴史も興味深いのですが、のちのセルフカヴァーなどである程度フォローできるのでここでは割愛。
ヒット・シングル「彼女は今日,」や後にミスチルがカヴァーした「ストレンジ カメレオン」を収録。今聞いてもメロディの魅力は不変。

LITTLE BUSTERS(1998)
今回のネタ元。タイトル・トラックはコーラスのリフレインが印象的なロックナンバーです。
シナリオライターさんがファンなのかどうかは私は存じ上げませんが、世代的にはありそうですね。当時の英国勢を思わせる音像が支配的ですが、前作と比較するとバンドの個性がより明確になった作品かと。今でもファンの間ではこれを一番に推す人も多いようです。
このアルバムで山中さわおが紡ぐ歌詞は彼等の歴史の中でも一番ひねこびた部類に入りますね。「THAT HOUSE」辺りで特に顕著です。
後にBUMP OF CHICKENが名曲「HYBRID RAINBOW」をカヴァー。
他に個人的に名曲を挙げるとすれば「THAT〜」や「Like a Lovesong」「PATRICIA」「Blues Drive Monster」辺りでしょうか。
「Blues〜」のイントロはいつ聞いてもしびれますぜ旦那。

RUNNERS HIGH(1999)
個人的に一番思い出深いアルバム。ずっぽり嵌っていた時期ですね。
残念ながら捨て曲無しとまではいかないですが名曲が目白押しです。
「確かめに行こう」「Midnight Down」「Juliet」辺りは特に素晴らしいですね。

HAPPY BIVOUAC(1999)
過渡期な感じの作品。品質の高さは継承されているのですがどことなく中途半端な印象。
シングル「CARNIVAL」も良いのですが「Kim deal」の方が好きかな。

SMILE(2001)
一番迷走していた時期なのかな?とにかくローファイな刺々しい音作りが印象的。
メロディ自体はそう変わっていないのですが……初心者向けではない、かな。

Fool on the Planet(2001)
ベスト盤。これは私も持ってないんですよね。
タイトル・トラックは未発表曲ですが後に出たライヴDVD「Busters on the Planet」でも聴けます。

Thank you,my twilight(2002)
捨て曲無しの名盤。個人的にはここで再生した感じです。水上悟志氏の「惑星のさみだれ」を読んで「Biscuit Hammer」をまず思い浮かべた貴方はピロウズ信者。
ある意味「それまでのピロウズ」のイメージを集大成したような作品といえましょう。
他にも「バビロン 天使の詩」「MyBeautiful Sun(Irene)」「ROBOTMAN」「Ritalin 202」「ウィノナ」など名曲揃い。
ベスト盤以外でならこれが初心者にはオススメかな。

PENALTY LIFE(2003)
現在のピロウズに繋がる流れが現れてきた作品。
歌詞はより普遍的に、メロディはよりポップに解り易く、と言った感じでしょうか。
冒頭の曲はフーファイターズっぽかったりもします。「Moon Marguerite」「I know you」辺りが好き。

TURN BACK(2004)
「LOSTMAN〜」より以前の初期ピロウズからセレクトした曲をセルフ・カヴァーした作品。
「LIBERTY」「Tiny Boat」の二曲のためだけに買っていいアルバムであると思います。
後者は個人的に大好きな曲ですね。

SYNCHRONIZED ROCKERS(2004) 
こちらはピロウズをいろんなバンドがカヴァーしたアルバム。
今をときめくエルレガーデンやストレイテナーも参加。
前述のバンプやミスチルのバージョンもこちらに収録されています。
個人的には「巴里の女性マリー」が素晴らしいカヴァーになっていると思います。

Good Dreams(2004)
前の二つを踏まえて出た新作。「WALKIN'ON THE SPIRAL」はピロウズならではの名曲ですが、正直あまりシングル向きではない、と言う意味でもまさにピロウズ。
ちなみにルースターズのカヴァー・アルバムに提供している「Good Dreams」とこちらに収録の同名曲は別です。
「その未来は今」「オレンジ・フィルム・ガーデン」など他にも良い曲のあるアルバムですが、全体的にはやや地味な印象も。

FLCL Original Sound Track No.3(2005)
アメリカで人気出たらしいアニメ「フリクリ」のサントラ。
三枚目はピロウズ自らが選曲したちょっとしたベスト盤になっています。
日米同時発売だったそうですが、必ずしも英語詞に重点が置かれた曲ばかりというわけではなく、どちらかというとロックナンバー主体の構成になっていますね。

MY FOOT(2006)
一皮むけて垢抜けた感じのアルバム。タイトル・トラックは掛け値なしに超名曲です。一時期、車の中でずっとループしてました。しかも前作に比べるとよりシングル向きでもあるわけで。……でも、やっぱりあんまり大々的に売れなかったのはピロウズならでは、かも。
さわお氏の声質はライヴ向きではあるけど、分厚い声で圧倒する感じではないので歌番組向きではない、との意見はたまに見ます。エレカシやスピッツみたいに絶対的なシンガーありき、ではなくてあくまでもバンドサウンド第一、を貫いている結果なのでしょう。
「サード・アイ」「マイティ・ラヴァーズ」など、今までと微妙に異なっていながら面白い曲が多いですね。
まあ、売れ線に擦り寄ったと批判することも簡単ですが、他者に憧れつつもあくまで一人で歩むことを選ぶ「MY FOOT」の歌詞は山中さわおにしか書けないものだと思います。

Wake up!Wake up!Wake up!(2007)
エイベックスに移籍しての最新作。シングル「スケアクロウ」はこの春聴いた方もけっこう多いのでは。
より洗練されて聞きやすくなった感はありますが根っこは笑っちゃうぐらい不変。
「YOUNGSTER(Kent Arrow)」「BOAT HOUSE」「プレジャー・ソング」辺りの一種突きぬけた明るさとぷりちーな感じの曲調が印象的です。

DVDなら結成十五周年記念の「9.16」(2004)、あるいは2006年の米ツアーを収録した「LOSTMAN IN AMERICA」は良いですね。
上記の「Busters〜」も選曲良いのでオススメ。まあ、また新しいDVDも出るでしょうが。
映像でギターの真鍋氏、ドラム佐藤氏の技量の高さも確認できますし、ライヴならではのバンド・サウンドの素晴らしさも堪能できますのでぜひお試しあれ。
LITTLE BUSTERS

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