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zoom RSS 雑記「ラノベ好きが薦める海外FT・ミステリ・ホラーとか」

<<   作成日時 : 2007/08/26 00:43   >>

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SF篇に続き今回も趣味のみでチョイス。
まあこの辺になると皆さん違和感少ないのでは、という気も。

>FT
ストームブリンガー―永遠の戦士エルリック〈4〉 (ハヤカワ文庫SF) マイクル・ムアコック
何は無くともまずはエルリック・サーガ。後世に与えた影響は計り知れず。
今出てる新版はこれ以外の作品も全体的に改稿してるので、これから買うなら新版でしょうが旧版の天野絵も抗い難い魅力が。ブクオフとかでも最近あまり見なくなりましたが……
私がオタク道にどっぷりはまる原因になった作品でもあります。
当時はとにかく世界設定の壮大さとエルリックとストームブリンガーのコンビが持つ禍々しい美しさに惹かれたのですね。
で、エルリックをとりあえず「ストームブリンガー」まで読んで気に入ったら続きはどうしようか、というところなのですが。どうも最近ムアコックが改稿した作品はどれもやや冗長になったというか、一部可読性に疑問符がつくところがあるんですね。
今出てるエルリックで言うと五巻以降は明らかに昔と語り口が変わっています。
まあ、感じ方は人それぞれなので気にしないぜ!と言う方はそのまま進んで頂いてかまわないのですが、なるべく作品の出版された順番を尊重するとすれば、エルリックの5巻以降は一旦脇においといて創元の「ルーンの杖秘録」(ホークムーン)シリーズや割と昔から変わってない「黒曜石のなかの不死鳥」「剣のなかの竜」(エレコーゼ・サーガ)あたりに進むのが私のオススメだったりします。
エルリックの次に私が好きなのは「紅衣の公子コルム」なので本当は真っ先にすすめたい所ですが、まあ新版が出てからでもそちらは遅くないでしょう。

予言の守護者―ベルガリアード物語〈1〉 (ハヤカワ文庫FT) デイヴィッド・エディングス
わりとライトで現代的なエピック・ファンタジー。キャラクターが非常にラノベ的な濃さを持っていますね。トルネドラの王女様なんてツンデレの鏡^^
初々しい主人公もいいけど、うさんくさいシルクが一番好きなのは私だけではないと思う。
とりあえずメインキャラも悪役もほとんど死なないというしやわせーな作品でもあります。
続編「マロリオン物語」も、続きものの悪弊も一部で見られますがそれでも充分面白かったですね。

魔術師の帝国 上 (1) レイモンド・E・フィースト
復刊が望まれる「リフトウォー・サーガ」の第一作。もともとTRPGのリプレイがベースだった(らしい?)ということで、後述「ドラゴンランス」の先駆け的な作品といえるかもしれません。
三部作の最終巻「セサノンの暗黒」までは主人公の交代もありますけどそれでもとにかく面白いです。しかし、その後もどんどこ世代交代が進むのは面白いともいえるけど、初期メンバーがどんどん背景と化していくのはやや寂しくもあったり。

タイタス・グローン―ゴーメンガースト三部作 1 マーヴィン・ピーク
これは復刊しましたね(祝!)ゴーメンガースト三部作は圧倒的に密度の濃い(くどいとも言う)執拗な描写こそが肝。主役は「城」そのものといってもいいくらいですね。
でも二巻におけるスティアパイクの悪党っぷりはガチで格好いいと思うんだ。
一巻は世界に幻惑され、二巻は世界に溺れ、三巻は世界に惑い彷徨う。そんな作品。
全く関係ないけど、マーヴィン・ピークは「銀河ヒッチハイク・ガイド」のマーヴィンのモデルじゃないかしらんとか思う私。だってとにかく世界そのものが鬱々なんだもの……

神々の角笛 スプレイグ・ディ・キャンプ&フレッチャー・プラット
これも今んとこ絶版ですorz
「ハロルド・シェイ」シリーズの一作目。舞台は北欧神話、ラグナロクのちょっと前の世界。
四巻まで、毎回神話や過去の文学作品の世界に入り込んでしまうハロルドたちの冒険がとにかく愉しいシリーズでした。といっても元ネタ知らなくても楽しめますし、むしろ遡って原作の世界に興味を持つきっかけにもなりうる作品です。

折れた魔剣/魔界の紋章/大魔王作戦 ポール・アンダースン
趣はそれぞれ違えどどれもポール・アンダースン。ムアコックに多大な影響を与えた正統的なヒロイック・ファンタジィである上二作も無論名作なのですが、個人的には「ホーカ・シリーズ」にも似た闇鍋的な面白さのある「大魔王作戦」を一押ししておきます。とにかく愉しい一作。

拷問者の影 ジーン・ウルフ
SFファンタジィの傑作「新しい太陽の書」四部作の第一作。独特な文体が世界に思う存分浸らせてくれます。近日復刊予定らしいですが嬉しい限り。

ドラゴンランス戦記 (1) (富士見文庫―富士見ドラゴンノベルズ) マーガレット・ワイス&トレイシー・ヒックマン
これは説明不要かな?RPGリプレイ小説のパイオニアですね。私は「伝説」以降はスルーですが「戦記」は素直に面白かった。レイストリンが好きだったですね。

ディスクワールド騒動記〈1〉 テリー・プラチェット
これ自体は絶版のようですが、今でもシリーズが翻訳されてるのは嬉しい驚き。でもハードカバーは綺麗だけど高いんだよなあ……「銀河ヒッチハイク・ガイド」のFT版、と言われてましたが大方その通りかと。RPG小説のパロディ的な部分も当然あり、というかむしろそれが肝か。

ドラキュラ紀元 (創元推理文庫) キム・ニューマン
「紀元」「戦記」「崩御」と続く三部作の一巻目。古今東西の吸血鬼文学、映画ネタを思い切りぶちこんだブラム・ストーカー「吸血鬼ドラキュラ」に奉げる最良の二次創作小説。
ネタに走るならここまで徹底するべし、という見本かも。ホラーというよりはむしろ冒険活劇な作品。私は二作目「戦記」が一番好きですが「紀元」も甲乙付け難い出来です。
キム・ニューマンは非常に多才な作家でして、クトゥルフもののアンソロジー「インスマウス年代記」でもニューマン名義とジャック・ヨーヴィル名義で二作書いてますね。
ちなみに、ジャック・ヨーヴィル名義で書いたTRPG「ウォーハンマー」を題材にした「ドラッケンフェルズ」は名作。ウォーハンマー知らなくても楽しめるので是非どうぞ。
また、ヨーヴィル作品ではありませんが、ウォーハンマー関連では「ザラゴス」に始まる「吟遊詩人オルフィーオの物語」三部作もなかなか良い出来ですので古本などで見つけたらお試しあれ。

アンバーの九王子 ロジャー・ゼラズニイ
五巻までしか私は知りませんが。(TT)「真世界」シリーズはゼラズニイの看板だったはずなのに……なんとか続編翻訳されないかしらん。

七王国の玉座〈1〉―氷と炎の歌〈1〉 (ハヤカワ文庫SF) ジョージ・R・R・マーティン
最近のヒット作ですが実はまだ冒頭で積んでたり。摘み読みした限りではちと五冊一気読みするには体力が要りそう。ガチで王道なFTに昔ほどそそられなくなった部分もあるのかな……読めば嵌るのは自分で解っているのですがね。
マーティンの作品では「フィーヴァードリーム」が大好きです。独特の昏い雰囲気と詩情に加えて、ミシシッピ河を中心としたアメリカ南部のカラフルで活力溢れる描写が最大の魅力。吸血鬼ものが好きな人なら読んで損なしの名作と思います。

あと指輪物語、ゲド戦記、ナルニアあたりはまあ私が語るまでもなく皆さんもご存知かと。
ただ、ゲドの作者ル・グウィンについては他にも魅力的な作品がたくさんありますけども、個人的にはSFですが「闇の左手」「所有せざる人々」、そして短編集「風の十二方位」は機会があったら読んで欲しい作品。「風の〜」はゲドと同じ多島海が舞台のお話も入ってるのでゲド戦記が好きな方は見つけたらぜひどうぞ。

他に今気になってるのはニール・ゲイマン「アナンシの血脈」あたり。「グッド・オーメンズ」をまだ積んでるのでそちらまで手が廻らないのですよ……


>ホラー
ホラーは特定の作家以外はあんまり読まないのです。クトゥルフものは大体読んでますけど。
あんまし救いのないやつとかすぷらったは苦手なので^^;

夜の子供たち〈上〉/サマー・オブ・ナイト〈上〉 ダン・シモンズ
ずっとダン・シモンズのターン。どちらも文庫で上下巻です。前者は吸血鬼もの。
夜更けのエントロピー (奇想コレクション)
これは短編集。女教師と生徒のお話と、東南アジアの吸血鬼にまつわるお話は名作だと思います。

壜の中の手記 (角川文庫) ジェラルド・カーシュ
とってもむずむずする救われない短編集。なんかえろ漫画のネタになってそうだなあ、と思いながら読んだ僕はきっと汚れている。

トム・ゴードンに恋した少女 スティーヴン・キング
キングを普段読まない私が買ったのはシチュに惹かれたからです。
……どう見てもロリです。本当に(ry
それはともかくとして、普通にサバイバル・ホラーとして面白かったですよええ。
ある意味やきう小説でもありますね。

邪神帝国 朝松健
日本人だけど外人より面白いからまあいいでしょ。クトゥルフものではこれを選んでおきましょう。ナチス+クトゥルフという時点で面白いのは確定済みのようなものですが期待を裏切らない出来。


>ミステリ
にぎやかな眠り (創元推理文庫) シャーロット・マクラウド
シャンディ教授シリーズの第一作。ラノベ読者向け、で真っ先に浮かんだのがこれでした。
シャーロット・マクラウドは既に故人ですが、このシリーズを生み出しただけでも記憶されるべき人ですね。「農業大学が舞台」という言葉に反応する人、「動物のお医者さん」とか「もやしもん」が好きな人は是非どうぞ。

さらば、愛しき鉤爪 (ヴィレッジブックス) エリック・ガルシア
前代未聞?の恐竜ハードボイルド。SFとしては微妙な気もしますが単純に面白いのでおk。現在三作目まで出てます。どれも過去のハードボイルド名作のパロディになってますね。

古代都市ローマの殺人 ジョン・マドックス・ロバーツ
青年貴族デキウスが主人公の歴史ミステリ。舞台は共和政末期のローマです。
続刊ではポンペイウスのような有名人も登場しますね。歴史好きには中々興味深い作品です。柳広司「饗宴(シュンポシオン)」とかが気に入った人にもオススメかも。
他の作家ですと、歴史ものということだと「修道士カドフェル」シリーズは私は途中で挫折しましたが中世好きならけっこう面白いと思います。ミステリはどうしてもシリーズ後半マンネリ感が漂ってくるのが弱点ですね。

暗黒太陽の浮気娘 (ミステリアス・プレス文庫―ハヤカワ文庫 (10)) シャーリン・マクラム
舞台はなんとアメリカのSFコン会場。当時の外人オタクの生態がよくわかる一作。
なんというか一発芸的な面白さがありますね。骨格は割とちゃんとしたミステリですが、むしろ様々なオタクの群像を楽しむ作品といえましょう。

グルメ探偵、特別料理を盗む (ハヤカワ・ミステリ文庫) ピーター・キング
このシリーズは現在二作出てますね。今回紹介した作品とこれだけちょっと毛色が違いますがとにかく愉しいのであげてみました。
開高健の紀行本(のグルメ薀蓄)とかおいしんぼ好きな人、料理好きな人とかにオススメ。

日本人は京極とか西尾とか古野とかメフィスト組だけでもいろいろ語れちゃうのでいずれ別に場を設けたいと思いますが、ここでは一作だけあげておきましょうか。
ミステリ・オペラ (上) 山田正紀
文庫は上下巻。「検閲図書館」の設定がとにかく素晴らしい。分類としてはメタ・ミステリになるのかな?続編「マヂック・オペラ」もすでに出てますが、私は文庫を待って買う予定。
本棚にもう空が少ないので、ハードカバーはあまり増やしたくないのですよ……単純に高いですしね^^;

今日はこんな所で。当初の予定よりだいぶ膨らんでしまいましたが、この中からどれか一作でも皆様の琴線に触れる作品が見つかればいいな、と思います。
ではでは。
ストームブリンガー―永遠の戦士エルリック〈4〉 (ハヤカワ文庫SF)

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