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zoom RSS 雑記「ラノベ好きが薦めるライトノベル&国内小説A」

<<   作成日時 : 2007/12/01 21:45   >>

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続き。今日は国内小説というくくりで。
まあ、といってもあくまでミステリとかエンタ中心ですけどね。
「ラノベ以外に分類されるであろう小説」程度の気持ちで。

魍魎の匣―文庫版 (講談社文庫) 京極夏彦
X氏のとりあげていた「絡新婦の理」は確かにエロゲー的な文脈をも感じさせる作品で、私も非常に好きなのですがシリーズから一作選ぶとすればこれかな。最初読んだ時のインパクトが忘れられません。「みつしり」は一時期トラウマになりかけたくらい><
ミステリとして読んじゃアレな作家なんだなあ、と改めて思った瞬間でもありました。

六の宮の姫君 (創元推理文庫) 北村薫
北村氏から選ぶとこれか「覆面作家」シリーズのどれかかな。無駄のない端正な文体は読んでいて羨望を禁じ得ません。こんな風に書ける人になれたらいいなあ。

涅槃の王〈巻ノ結〉神獣変化・覚者降臨編 夢枕獏
獏さんから一作というのは大変難しいのです。初期なら「キマイラ」シリーズや「蒼獣鬼」辺りをまず読んで欲しい所ですし、最近なら「沙門空海〜」も非常に面白かったのですが、個人的に一番インパクトを受けたのはこのシリーズかな。シッダールタが何より非常に魅力的。

妖神グルメ 菊地秀行
で、菊地さんでこれを選んでしまう私。無論「D」や「エイリアン」シリーズの初期作、「風の名はアムネジア」「インベーダー・サマー」などラノベの走りと言える名作群もぜひ読んで欲しいところではありますが、作品としての完成度と何よりクトゥルフ物の枠を超えた面白さでこれを選びました。やはり菊地夢枕をラノベと呼ぶのは抵抗がある世代の私。

二分割幽霊綺譚 新井素子
「ひとめあなたに…」の怖さも捨てがたいのですが新井作品で真っ先に思い浮かぶのは何故かいつもこれ。思い返すとかなりエロゲライターに影響を与えてそうなシチュの作品ですね。

魔境遊撃隊〈第一部〉
魔境遊撃隊〈第二部〉 栗本薫
最近はすっかり温帯呼ばわりですが、この辺は本当に面白いんだよう!信じて読め。
ファンタジーが好きな方は「トワイライト・サーガ」も是非。
グインも30巻くらいまでは読んでも損しないよ!面白いよ!
……その後は保障しないけど。

夜は短し歩けよ乙女 森見登美彦
昔の作品ばっかりではアレなので最近の人も。普通の恋愛小説だと思ったら大間違い。
それでも森見さんの作品の中では読みやすい方かも。登場人物がことごとく可笑しくて、読んだ後つい嬉しくなってしまうような作品ですね。おともだちパンチに萌えろ。

アラビアの夜の種族〈1〉 (角川文庫)
アラビアの夜の種族〈2〉 (角川文庫)
アラビアの夜の種族〈3〉 (角川文庫) 古川日出男
犬好きなら「ベルカ、吠えないのか?」の方が上に来るかもしれませんが、作品としてのスケールはこっちが上かな。世界にどっぷり浸れます。

ショートソング (集英社文庫) 枡野浩一
枡野さんの短歌はもともと好きだったのです。物語の要所にちりばめられた枡野さん以外の方の短歌との個性の違いを楽しむのもまた良し。個人的には佐々木あららさんの歌も好きですね。

驚愕の曠野―自選ホラー傑作集〈2〉 (新潮文庫) 筒井康隆
私は今も昔も筒井氏の大ファンです。本来であれば「虚航船団」や初期の傑作を薦めるべきなのでしょうが、駄文書きの端くれとしてはあえてこれを選びたい。
物語でありながら反物語としての構造を持つこの作品は、同時に神話の二次創作とも呼べる「周辺の物語」であり、ループする物語は極めてノベルゲーにも似た枝分かれしつつも閉じた世界の中にあります。しかし、その全貌が明らかになることはけしてありません。
作者はこの作品を成立させるために、敢えて読者に提示する情報を限定しています。いわばトゥルーエンドのないノベルゲーなのですが、まさにそれ故にこそ「終わらない、終わることを許されない物語」の断片として提示されるこの作品は、完結した一個の長編より遥かに多くのイメージを私にもたらしてくれました。当時はある意味、私の想像力や妄想力を試されているような気がしたものです。
イメージを触発する文章を書くために、優れた文章や情報を咀嚼して自分の内部イメージを常に刺激していくことの必要性を、私はこの短い作品で当時改めて知ったような気がしています。
おそらくそれがX氏の言うような「アウトプットのためのインプットの大切さ」ということなのでしょうね。

しかしこうしてみると、純文はホント昔も今もあんまり読んでないな。
せいぜい漱石芥川くらいでしょうか。
森鴎外は昔「舞姫」読んでどうしても感情移入できなかったし。むしろ主人公死ねと。
まあ、X氏やnekocat氏のお薦めから、その内どれか漁ってみることに致します。
大正昭和期の作品は小説より詩のほうがどっちかというと好みですね。

後、所謂国産SFは今回敢えて王道を外しています。
銀英伝とか雪風とかはどっかで別に語ることがある、かもしれません。



文庫版 魍魎の匣 (講談社文庫)

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