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zoom RSS えろげー雑記(25)「作品の外側にある物語」

<<   作成日時 : 2008/01/14 22:56   >>

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Dies irae -Also sprach Zarathustra- 初回版
結局の所、私たちはそれもまたゲームの面白さの一部として、普段から楽しんでいるということなのだろう。

叩かれる理由はまずブランドの姿勢にある、というのは無論仕方ないにしろ、「『本来』なら名作になっていたはずなのに」という、ゲームを惜しむがゆえの愛情から反転した憎しみもまたある筈、と思うので。だがまあ、それはそれとして。
とりあえず、今ここにあるゲームの話をしようと思う。

私は去年、似たような対外的評価を受けたとあるゲームにある程度の高評価を与えた。
それと同じ尺度で測るとすれば、おそらく今回も同程度の評価をするだろう。
実際、ムービー、音楽、CGの質にはいずれも文句のつけどころがない。
テキストの語りが統一性に欠けること、設定の整合性の無さは香純ルートでは確かに気になるものの、メインであるマリィルートでは少なくとも私はさほど気になるほどではなかった。
所謂三騎士のあっけない最期も……マキナはさすがに少々どうかと思ったが他はまあ、ね。
先輩や蛍の扱いにしても「そういうルート」なのだと納得できないレベル、ではないと思う。
マリィルートに関しては、テーマからしてもどの道単純なハッピーエンドにはなりえなかっただろうから、あれが落ち着き所ならそれはそれで良いのではないか?と素直に感じた。

無意味な仮定ではあるが、このゲームが最初から「こういうもの」として事前に周知された上で売り出されていたらどうだったろうか。
少なくとももう少し作品については冷静な評価が先行していたのではないだろうか。
そう考えると、私個人としてはとにかく「惜しい」作品、としかいいようがない。

ライターが7人、というのも正直言われなければあ、そうなの?という感じである。
悪い言い方をすれば、一人で書いてても整合性に欠けるシナリオなど、世に出てるゲームに溢れてるじゃない?という感じ。そうした作品と比較して特に酷い、と言うこともないと思う。
例え正田氏一人で書いていたとしても、それが筆が乗らない結果のテキストだったとしたら、それはやはりその程度のものにしかなり得なかったろうから。

様々な事柄を隠蔽(と言っていいのかどうかも微妙ではあるが)せざるを得なかったブランドの内部事情を私は知らないし知りたいとも思わない。
ただし、ブランドは「完全版」を出すと言ってしまった。
それが今現実に販売されている作品の価値を自ら否定しているようで私には痛々しいし、今出ている作品を制作したスタッフの努力を、ブランド自らが否定しているようで悲しい。
不完全な作品を送り出さなければならなかった、というのは誰にとっても不本意なものだろうから。

ともあれ、一度完全版を出すと聞いた以上は、それをプレイするまで私はこの作品をコンプリートしたとは言えない。
だからそれまで、私がこの作品に点数をつけることはないだろう。

終わりに一言。
正田氏は、私にとっては今も依然として好きなライターである。
この作品であれ、別の作品であれ、あるいは別の媒体であれ、また氏の書いたものが読めることを願ってやまない。
Dies irae -Also sprach Zarathustra- 初回版

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