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zoom RSS 雑記「存在の堪えられない軽さ」

<<   作成日時 : 2008/04/22 22:43   >>

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別冊図書館戦争 1 (1) 有川浩

ちなみにタイトルは誤字じゃないですよ、と。
本編終了からエピローグまでの期間を恥ずかしげもなく(褒め言葉)描いたスピンアウト。
堂上と郁のだだ甘恋愛生活に加え、ゆっくりと距離を近づけていく手塚と柴崎や相変わらずな小牧と鞠絵など、周辺の人間関係もそれぞれ虫歯になるほど堪能できます。
ただ、あとがきを読んだ限りでは有川女史はあまり乗り気ではなかったようにも伺え、やや不思議な気分ではありますね。中身を読む限りではノリノリで書いたとしか思えないんですけども。
アニメが売れたとき、続編書けとか言われないよう予め予防線を張った――というところでしょうか?
でも、そもそもアニメが思ったより売れちゃって映画化、とか出版時から目に浮かぶような作品でしたからねえ。

そんな感じで全体的に後味の軽い作品ではありますが、巻末のとある作家にまつわる話はある意味で本編以上に真剣なテーゼを提出していますので、本編の生真面目な部分が好きだった人もご一読をおすすめ致します。
しかし、重いネタを扱ってもどこかに軽さを感じるのは、妄執とか思想とか宗教性とか、突っ込み出すと余計な横槍が入りそうな部分を巧妙に避けて解決可能な部分、希望が見えそうな部分だけを敵として扱っているからなのかな。
意識してなのかどうかは解りませんが、エンタとしての戦略と作者の書きたい部分をすり合わせたぎりぎりの所で本編もこの作品も書かれている(まるで、作中で取り上げられている作品のように)――そんな気が致しました。


別冊 図書館戦争〈1〉

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