HOTEL OF HILBERT

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<<   作成日時 : 2008/07/28 22:00   >>

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某所でちょっとした話題になっているこの作品。

PSYCHE (プシュケ) (SQUARE ENIX NOVELS)
スクウェア・エニックス
唐辺 葉介

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何はともあれまず読んでみないことには、ということで買ってきました。
で、感想。
一歩引いた視点から主人公を俯瞰するような文体は確かに氏を思わせますし、語り口のみならずテーマの選定や比喩の引き出しなどにおいても「それっぽさ」は確かに濃厚かと。
ただし、後書きやプロフィールなどの周辺情報が皆無なため、それ以外に補強材料が無いのもまた事実。フォロワー、あるいは同様の文学的素養を持つ赤の他人という可能性も無しとはいえない以上、今の段階で自分の口から確定的な言説を述べることは憚られます。
ただし、「キラ☆キラ」のきらりルート(初回)をやって衝撃を受けたような方にとって、好悪は別としてある種の感慨深さをもって読むことの出来る物語、であることもまた間違いのない事実。
同根の物語を作者の内部でろ過する時、希望と絶望、あるいは刹那への楽観と諦観――どちらのフィルターを用いるか。
それによって、こんなにも読後の印象は変わってしまうのか、と――そんなやるせない気分に囚われる作品です。

>参考
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%97%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B1%E3%83%BC
http://www.gennyama.net/HAL/myth/my003.html
プシュケ=蝶=魂という構造は作中でも語られていますが、注目すべきは作中のエロスすなわちアモール=愛、であること。
仮に愛=藍子だったとするなら、物語のラストにおける新井先生はさて、一体如何なる象徴として顕れたのでしょうか。
この辺り、様々な読解ができそうで面白いです。
ともあれ作家、唐辺葉介氏のデビューには心からの拍手を送りたいですね。
狭義のライトノベルの枠内に収まりきらないような作品を、これからも期待したいところです。

>8月1日追記。
某声優ブログにおける主の発言により、作者をめぐる論争は終息に向かう模様。
その間に拾い集めた感想も追加して、このエントリは一旦閉じたいと思います。

>関連記事へのリンク
2008-07-27 - sixtysevenの日記:http://d.hatena.ne.jp/sixtyseven/20080727
++ 流転屋 ++ :http://hina34whal.blog53.fc2.com/blog-entry-489.html
2008-07-28 - Something Orange:http://d.hatena.ne.jp/kaien/20080728
2008-07-31 - 羊肉うまうま:http://d.hatena.ne.jp/hachimasa/20080731

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