雑記「かにしのをもういちど?」

あの日々をもういちど (HJ文庫 た 3-1-1) 健速
読了。

かにしの本校組のライター、健速氏のライトノベルデビュー作。
語り口はかにしのの健速節ほぼそのままな感じですが、作品としての方向性は当然ながら異なっていますね。
もしかにしの(あるいはこなかな)を思わせる所があるとすれば、主人公が基本的に自分で全部背負い込もうとするタイプであること、くらいかな。
物語としては拍子抜けするほどストレートな「再生」の物語でした。ちと捻りがなさすぎるのでは?という批判が出てきそうな気もしないでもないですが(汗)、健速氏が今まで紡いできた物語を心地良いと感じる方にとっては、むしろこれでこそ、という感じなのかもしれません。

個人的に不満を述べるとすれば……お話の筋そのものやじっくり書かれた心情描写などは良いと思うのですよ。ただ、筋を追っていく合間の「遊び」が少ない、と言う気が致しました。どうも行間に余裕がない、きちきちな感じというか。
後書きからするとひょっとしてページ制限がきつかったのかな?と思わなくもないですが。

……なんか辛口っぽいレビューになってしまいましたが、普段こういう直球ど真ん中のラノベはあんまり読まないものですから、若干点が辛くなっているきらいはあるかと。
ラノベもSF・FTもひねくれた作風のほうが好きなもので^^;

健速氏が関わったゲームが好きな方なら、恐らく十分に満足される出来かと思います。
今後はゲームだけでなく、小説でも更なる活躍を期待したいところですね。

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