雑記「やさしいきちく」





ほのぼのレイプを描かせれば右に出る者はいない(?)犬星先生の新刊。
今回は男キャラの鬼畜成分がやや多めとなっておりますが、作品を貫く甘さと明るさは今までと同様。ファンなら戸惑うことは特にないでしょう。
むしろ前作があっけらかんとしすぎだった、という印象を抱いていた方も多いのではないでしょうか。
商業デビュー作からずっと読んできた身としては、犬星先生の作品の最大の魅力はおにゃのこの可愛さもさることながら、甘さで厳重にコーティングされた中からもじわじわ染み出してくる男性側の身勝手さ、残酷さにあると思っています。男が身勝手であればあるほど、彼らを無邪気に信じてしまう少女たちの可愛さが引き立つ、というのは間違いのない事実ですが、例えば町田ひらく作品のように直接的な嫌らしさを描かない、そして悲劇や断罪で終わることの無い作品群は、むしろそれ故に麻薬のように危険であるとも言えましょう。
最も、えろ漫画に求められるのが何よりもまず「実用性」である以上、その危険性もまた甘い魅力となりうるわけですが――描かれている状況がいかに幸福に見えようとも、それが既に歪んだ風景であるということは最低限認識しておきたいものです。
まあ、今更ですけどね。

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